便秘薬について
薬局では様々な便秘薬が売られていますが、自分にあった便秘薬を選んでいますか。便秘にもいろいろな種類があります。多くの人は便の我慢を繰り返して起こる習慣性便秘です。他にも大腸が緩み便を送る力が弱る弛緩性便秘や、逆に緊張で大腸が縮み便が通りにくくなる痙攣(ケイレン)性便秘などが挙げられ、それぞれの症状にあった便秘薬選びが必要です。
軽い習慣性便秘や弛緩性便秘には作用の弱い膨潤性の便秘薬でも十分効果があります。膨潤性の便秘薬とはプランタゴ・オバタなどの、文字通り膨潤(水分を吸収して体積が膨張)する便秘薬で、食物繊維と同じように腸を刺激します。ただし膨潤性の便秘薬は効果が表れるまでに数日かかりますので、頑固な便秘には直接腸を刺激する刺激性の便秘薬(コーラックなど)を併用します。
ところが、大腸が緊張して収縮している痙攣性便秘の場合には、さらに腸を刺激する刺激性便秘薬はかえって逆効果です。痙攣性便秘の場合には、塩類性便秘薬が効果的です。酸化マグネシウム、クエン酸マグネシウムなどの塩類性便秘薬は、浸透圧によりまわりの水分を集めて便を柔らかくする作用があります。
ところで、日本人女性の二人に一人は便秘であると言われています。一般的に女性は男性に比べて筋力が弱く、大腸の運動能力も低いことが原因です。適度な運動により筋力を鍛える、特に腹筋を鍛えれば大腸が便を送り出す力も復活します。日ごろから適度な運動を心がけ、加えてお腹のマッサージもすれば、便秘薬にお世話にならない生活も夢ではありませんよ。
更新日:2009/6/28 23:42:33
